槍ヶ岳登山その2

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 10/4(土) 6:00上高地河童橋スタート。
  今日は5:20の沢渡発バスに乗れたので、
  登山届けを出して出発。

 明神~徳沢園~横尾までは前回写真撮りながら
  休憩とゆっくり歩いて3時間掛かったが
  今回は平らなこのコースで少しでも時間を
  稼ぎたかったので、写真も撮らず早めの
  ペースで歩いた。徳沢園で休憩をしたが
  横尾には2時間で到着。
 10分休んで、8時10分に出発。
  ここからは初めての道なので後ろから来る
  3人組に先に行って貰い後を追う形で
  進む。一ノ俣までは梓川に沿って進み、
  そこからやや登りのコースを進むと
  槍沢ロッジに到着。

 9時10分に到着出来たので、これからの長い登りを
  考えてしっかり休む。トイレにも行きたかったので
  100円払ってトイレを借りる。此処のトイレは
  周りの環境を考えた画期的なトイレとの案内が
  有るがそのせいかきれいで臭いも少なく
  水洗なのに驚く。

 水を補充し(今回も500mlと750mlの自転車用の
  ドリンクホルダーを持っていく)9:40に出発。

 ババ平のキャンプ場に付くまでは多少のアップダウンが
  有るがずっと川に沿ってすすむ道。
  ババ平にはテントが3張り有ったが此処からの景色は
  素晴らしく、写真を撮ってタバコ休憩をして出発。

 最初は川に沿う道もだんだん傾斜が出てきて、九十九登りが
  始まるとここからは長い登り。正面にはずっと
  中岳~南岳の紅葉を見ながら進むが中々進んだ気がしない。
  余りに景色が雄大で変化が無いのでそう感じるのかも?

 天狗原分岐に着くまでに3回も休憩。11時半に過ぎており
  槍沢ロッジ出発して2時間近くたっている。途中の休憩と
  写真撮ったりしてたからペースが上がらない。

 天狗原で15分程休憩して後半登りに。既に槍ヶ岳
  正面右には殺生ヒュッテがその先の左には目的地の
  槍ヶ岳山荘の一部が見えているがなかなか近づかない。

 景色と天気が良いのが救いながら、リュックのショルダーが
  合わないからか(荷物もフリースと平地で着る分厚いベアの
  ダウンジャケットを持って来た為かなり重くなってしまった。)
  肩が痛くショルダー部をずらしながら進む。
 昔の35Lのリュックでウエストベルトにパッドの無いタイプ
  だから腰で支える事が出来ずに肩に負担が行くからだと思う。
  来年は新しいリュックを新調しようと思いながら進む。

 その内に右足内股が痛くなってくる。これもモモへの負担が
  続く内になった気がする。足を引きずる程ではないが
  痛みが続く。坊主岩に着く頃にはさらに痛みが増してきた為
  休憩が増えてしまう。喉の乾きは天気ながら、気温が低い為か
  左程無い為、タバコ休憩をしながら足を庇い庇い進む。

 槍がだんだん近づくにしたがい、疲れがピークになってくる。
  殺生ヒュッテへの分岐で思わず殺生ヒュッテで良いかと
  思うが明日の朝槍ヶ岳山頂からの御来光を考えると
  頑張って登る事にする。既に1時20分を過ぎており
  コースタイムでは40分となっていたので2時前に
  着けると思っていたがここからが一番辛く休憩も15分すると
  休んで進む為目の前に見えている槍ヶ岳山荘が遠い。

 ずっと天狗原から前後に居た外人さんが途中の休憩で抜かれて
  遠くになるのが解るが追う事が出来ない。
  へとへと状態で漸く山荘に到着。丁度2時に到着。
  上高地から8時間。予定通りながら前半稼いだ余裕を登りで
  使ってしまった形だ。)

 下を望む長いベンチにへたり込むように座り携帯を見ると
  アンテナ3本が立っている。家内に電話をしてみるが
  仕事中で出ない。メールを打ってから山荘にチェックイン。
  夕食、朝食、お弁当を付けて1万円は妥当!
 
 横尾で大勢の登山者が居た(涸沢で紅葉見頃のTVニュースを
  昨日夜出てくる時にやっていたので、この時期はお盆に
  ついで多いのでは?)のでやはり槍ヶ岳山荘も人が多そう。

 南館のAの7・8との事。独りなのに番号2つを不思議に思いならが
  進むと大きな2段ベッドになっており、6枚の狭い敷き布団が
  並んだ4番目が自分の場所。掛け布団を広げると大きいので
  混雑時はこの狭い敷き布団に2人で寝て、掛け布団1枚を
  共有する事が解った。幸い今回は独りで寝られそうだが
  同じ山小屋ながら前回の涸沢小屋とは違う。前回は
  畳の部屋で6畳に4人で普通の布団でゆっくり寝られたので
  それが普通に思っていたが、そうでは無い事を知らされた。

 荷物を収納して(靴も入り口に下駄箱が無く部屋の前の下駄箱に
  収納するようになっている)着替えて、再度外に出てタバコ休憩。
  外にはこれから山頂を目指す人が多数。往復1時間かから無いので
  時間的にはまだ2時過ぎなので十分行けるが、疲れてしまった
  自分にはとても登る気がしない。それと朝御来光を山頂で見るのを
  今回の目的にしていたので無理して登らず明日に取って置きたい。

 昼をまだ食べていなかったので、ラーメンが無く菜の花うどんが
  1000円もするので、脇に有ったカップヌードル400円にお湯を入れて
  貰い食べる。登っている時は腹が空かなかったが着いてからは
  空腹だったので美味しい。やっとお腹も気持ちも落ち着いたので
  ベッドに行って少し仮眠(1時間位?)。寒くて途中でフリースを
  着て寝て丁度良い。暖房が無い為寒いのだ。その後トイレに行きたく
  外へ出ると(中に有るの気が付かず外の有料トイレへ向う)霧が
  出て風も強い。槍ヶ岳山頂も隠れてしまっている。どうやら
  雲の中に居る様だ。トイレから戻ると山荘内を探検。
  本館、西館と見て周り、談話室に入ると20人位がビデオを見ている。
 5時から夕食との事(チェックインの際、食事時間が記入されていた)で
  食堂に行くと100人以上は入れる部屋。一番奥に入るが自分が入ってから
  後からぞくぞくと席に付き満席。
  ご飯と味噌汁よそり、食事を始める。大皿にチキンの味付けや煮物、
  御新香、マカロニサラダなどが乗っており、ご飯味噌汁お代わり自由なので
  十分美味しく満足。やはり小屋での食事付きが自分の山登りスタイルには
  当分有っていそう。今日の様に風が出て寒い中でのテントを想像すると
  ぞっとする(2張りテント泊の人が居た)。
 館内包装を聞いていると食事は5時半、6時の3回に分けている様子。
  多分300人近くがいる計算?

 夕食後はやること無いのでまた談話室へ行くがビデオと他の人の山行話を
  聞くのもも飽きたので6時半に寝る事にする。8時半消灯までは
  2時間も有るが疲れていたので直に寝てしまう。

 途中で起きたらまだ電気付いており、明日の早朝の頂上に登る準備で
  ヘッドランプやダウンジャケットを出して暗くても直に出かけられる様
  準備していたら突然電気が消えた。トイレに寝る前に行くのを忘れて
  いたので、ヘッドランプ持って西館に有るトイレ(先程探しておいた)に
  行く。ベッドに戻ったが暗くても一度起きると寝られない。
  mp3プレーヤーで音楽を聴きながら1時間程起きていたが
  いつの間にか寝てしまう。

 夜中何度か起きたが、基本的にはぐっすり眠れたと思う。
  4時に目が覚めると既に起きて出かける準備をしている人が何人もいる。
  ここから縦走をする人は早く出かけるのだ。涸沢小屋では周り殆ど起きて
  居ない中出発したのとはまるで違う。