槍ヶ岳~西岳~大天井岳へ

 昨日は最高の天気で槍沢の風景をまずはアップしたい。
イメージ 1



 昨夜は槍ヶ岳山荘のテン場は、とにかく風が強く

  一晩中風の音で良く寝られず、1時間毎に目を覚ましてしまい

  気温も低くアコンカグアのダウンジャケットを着てモンベルの寝袋で

  寝ていたが、夜中0時過ぎにトイレに起きて行ったが気温は多分1桁台?

 風も強いがトイレまで離れており、ミニランタンを懐中電灯にして行くが

  道を探すのに苦労したのと、風が強くて振られてしまうのには困った。

 昨日頂上から撮った山荘の全景と左奥に見えるのがテン場。
イメージ 2


カラフルなテントが見えるが自分のテントはまだ立っていないが一番奥の方で見えない
  
  位置と思われる場所。以前槍ヶ岳山荘に泊まった時も風が強く(平地と違い

  雲が次から次に山肌を行過ぎる感じは嵐の中に居る様な雰囲気)

  テント泊の人は偉いと感じていたが、いざ自分が其の立場になると

  少し山登りのベテランに成ったようで嬉しく感じる。


 朝は予定通り4時に起きて、まずはコーヒーを煎れてタバコ吸ってから

  朝食の準備。今日のメニューはサーモンライス。以前スポーツオーソリティ

  買ったリゾットだ。味噌汁は何時ものフリーズドライ。今日はキノコ汁。

  ソーセージと昨日食べられなかった焼き鳥をつまみにしっかりと食べた。

 今日は常念小屋までの長距離になるので体力付けて置かないと途中で

  バテルかも?と思っていたのだが、それが現実になるとはこの時はまるで

  思っていなかった!

イメージ 3


  出発は日の出を山荘前のテラスから大勢の人と一緒に写真を撮ってから

  出発。まずは昨日頂上から眺めていたヒュッテ大槍。
イメージ 4


 5:16 槍ヶ岳山荘出発。
  ↓ 
 40分(コースタイム30分) 朝一番で体が温まっていなかった為?
  ↓
 ヒュッテ大槍 5:56着
イメージ 5

  ↓
 1時間13分(コースタイム1時間40分)途中の長い梯子も難なく通過
  ↓
 水俣乗越 7:09
イメージ 6

  ↓
 1時間9分(コースタイム1時間40分)
  ↓ 
 西岳ヒュッテ 8:18~8:45(トイレ休憩) 冷えたトマトも食べた。
イメージ 7

  ↓
 58分(コースタイム55分?)
  ↓
 赤岩岳 9:43
イメージ 8

  ↓
 49分(コースタイム50分?)
  ↓
 ビックリ平10:32
イメージ 9

  ↓
 48分(コースタイム45分)
  ↓
 大天井ヒュッテ 11:20~11:35

 今こうして振り返るとコースタイム殆ど変わらないタイムながら

  赤岩岳山頂を過ぎた頃から、昨日槍ヶ岳山頂間近に起きた

  10m進むと立つ休み状態がまた出て足が進まない。

  全身がだるく直ぐに疲れてしまう感じ。槍から降りてきているので

  高山病では無いがホトホト疲れてとても大天井岳から先へは進めそうも無い。

  エネルギーが尽きかけた状態?ウルトラマンのカラータイマーが赤に

  変わった様な限界状態。
  
 何とかヒュッテまで辿り着いたところ

 ヘリコプターが直ぐに来るので中で待つか、直ぐ行くかにしてくれと

 言われたので中でカップヌードル醤油味400円で昼食。

 本当なら大天井ヒュッテで泊まりたい位だったがここはテント泊不可なので

 後1時間目の前の急坂の大天井岳山頂(大天荘)まで登る事を考えると

 のんびり休憩していられず出発。

 出発したは良いが階段状の急坂で中々進まない。

イメージ 10


 10分有るってもまだ下にヒュッテが大きく見える。

 ここからはとにかく先程同様10m登っては休み、30分毎に

 リュック下ろして景色を見て気を紛らわす状態。景色は最高なのに

 体調は最悪。何が原因か解らないが、昨日しっかり寝られなかったのと

 槍ヶ岳登った疲れが残っていたからかもしれない。

  ↓
 67分(コースタイム40分)
  ↓
 大天荘着 12:47
イメージ 11


 漸く辿り着いて、これ以上1歩も進めない。今日は此処でキャンプ!!

 受付には先日大雨の中、素泊まりの受付をしてくれた人がいたので

 先日のお礼と、リターンマッチで今日先日行けなかった槍から逆ルートで

 来た旨を伝えて、受付終了。明日のスケジュールの記入が有ったが

 ここで泊まると上高地へ戻るのは諦めるしかない。常念からは一ノ沢へ降りる

 ルートで申告。水筒の水も途中で全て飲み干していたので(西岳でポカリ500mlを500円で

 補給して、昨夜作ってCCDドリンクも500ml有った)、水を3L補給(1L200円)補給。

 急いで、テント立てたら直ぐにダウン。4時間位眠ったら気分も良くなった。

 高山病なら寝ない方が良いが、やはり寝不足が原因だった様だ。


 2日目は6時間44分(コースタイム6時間50分)