ニセコ二日目、その1

 1/19(月)
  夜中に『どーん』と言う音で目を覚ましたら
   どうやら屋根の雪が落ちた音。屋根裏部屋なので
   振動を伴って音がしたのだ。
  その後もう一度音がした後、今度は雨の音?
 ニセコの1月後半で雨?外を見ると確かに大粒の雨。
  これでは昨日まで積もった雪も濡れて重くなってしまう。

 朝起きてみると、雨は止んでいたがドンより曇った天気。
  今日は朝一で頂上を目指してパウダースキーを堪能する予定
  だったが出鼻をくじかれた感じ。

 昨夜、朝食の時間を7:30で予約していたので6時半に起きて
  顔洗って歯磨きしてトイレしてTVで天気を確認して
  2階の食堂へ。朝食は和食メニューで鮭と温泉卵も有り
  しっかりしたボリューム。食後にコーヒー飲んで
  部屋へ戻り着替えて8:30に送ってもらう事にする。

 多少雪降っているが湿雪で積もっても重そう。
  心配なのは昨夜の雨でゲレンデの雪がどうなったか?
  ホテルニセコアルペン前のチケット売り場前で降ろして貰い
  エース第2クワッドへ。まずは雪質見る為にフリコ、アルペン
  通して滑ってみると、やはりびしょ濡れした雪は表面に水が
  溜まり重い。カービングで滑る分には左程問題ないが
  ずらして滑るには不向き。今日はなるべくフラットなコースを
  選んですべる事にする。

 昨日同様、スーパーコースへ行ってみたがこちらも悪雪がさらに
  掘れてより滑りづらい。新雪が残っていた所も殆ど濡れ雪で
  新潟の雪質より悪い。
 国体コース、第2の壁と高原コースも同様でコブはさらに掘れて
  重い状態で滑りづらく、とりあえず山頂へ行ってアンヌプリ国際と、
  NV(ビレッジスキーリゾート)へ行こうとキング第3ペアに乗ると
  今度は霧で殆どは周りが見えない。ビレッジへの連絡路を
  看板に従って滑った?つもりだが辺りがまるで見えないので
  コース脇のポールを頼りに降りていってしまうとまた第3ペア乗り場へ
  戻ってしまう。今度は間違わずに行こうとするも2回も同じコースを
  たどったてしまい、NVへ行けない!

 仕方ないのでヒラフの下部へ降りてバス(ニセコフリーパスポート号)で
  移動する事にする。全山リフト券なら唯なのでそれも良いかと思い
  ウエルカムセンター前で時刻表を見ると行ったばかりで
  1時間近く有るので、歩いてヒラフゴンドラに向かい昨日滑った
  粉雪コースへ。ここもコブには成っておらず重い悪雪で滑りづらいだけ。
 キング第1ペアに乗り高原コースでカービングのみを楽しむ事にする。

 時間より早くバス乗り場へ向かうと既にバスが来ており、外人さんが
  乗っているので、乗って待つ事10分。結局後から女性の人(ボードの
  シューズ履いているが、ボード持っていない?)を乗せ3人で出発。

 バスはペンション風の前を通り樺山北と言う停留所がペンションに近いが
  帰りもファミリーコースの駐車場に迎えに来てもらう事にオーナーと
  決めていたのでウェルカムセンターまで戻ろうと思う。

 NVでも3箇所(ヒルトン前、グリンリーフホテル前、スキーセンター前に
  留まる事も確認(帰りにNV寄る時にスキーセンター前で降りようと思う)
 1時間近く掛かってアンヌプリスキー場へ到着。
  昨日の【NOOKアンヌプリ】でトイレとタバコ休憩して、まずは
  ジャンボ第1クワッドに乗り(まだゴンドラ動いていない?)頂上を目指す。
 
 アンヌプリでも上部は霧の中でまるで見えないのとジャンボ題4ペアが動いて
  いないので昨日同様深雪林間コースへ。ここもヒラフ同様重い雪質で
  決して良い状態ではない。諦めて白樺コースやダイナミックコースを
  カービングで滑る。

 まだ、12時前ながら昼休憩を早めに取ることにする。
  【NOOKアンヌプリ】の2階に上がり、昨日はラーメンハウスで
   ラーメンだったので、今日はカツカレーにする。
  ボリュームたっぷりのカツが乗って、サラダ付いて1100円と手頃な値段。
  室内はとにかく外人客で一杯。7割以上が外人と思われ日本では
  無い気分。料理の番号を呼ぶのも英語で海外のスキー場に居る気分。
  外人客に圧倒されて早々に食事終了して食事後は、下の喫煙所へ
  直行。缶コーヒーを買いタバコ休憩(喫煙コーナーは座れないのが
  玉に傷)。

 午後は再度頂上目指すが、第4ペアは強風で動かない上、
  先程まで動き出していたゴンドラも止まってしまった。
  幸いフード付きの第1クワッドが動いているので吹雪きながら
  寒くは無いが最悪の状態。

 早々にヒラフへ戻る事にしてバスを待つ事にする。
  バスにはかなりの列が出来ており、やはりスキー諦めて?
  ペンションに戻る人か?ここでも外人が多い。
  5分遅れでバスが来たので乗ると行きは観光バスタイプで
  座れたが、帰りは路線バスタイプで座れず立っていく事に。
 1時間近くも立っているのもつらいのでNVスキー場前で降りる事にする。
  吹雪の中で降りたのは自分だけ。まずはセンターハウスへ向かうと
  寂れたスキー場のセンターハウスで誰も人が居ない(従業員も見えない)
  トイレを借りて通路の喫煙所(椅子と灰皿が有るだけ)で休憩後
  ゲレンデに出るとそこは使われなくなったゴンドラの駅舎だったようだ。
  (コースマップにも乗っていないがゴンドラの柱脚は有る)
 仕方ないのでペアリフト(バンザイチェア)に乗り空いている『こぐまコース』を
  滑り、また同じリフトで上がり今度は右へ。そこがNVのメインコースだ。
  森のチェアに乗るとこのリフトは長くて遅いので吹雪の中では止まらないが
  しびれる程時間が掛かる。
 今朝はマウンテンジャケットのインナーをフリースからダウンに変えてきたので
  寒くは無いが手袋がこれでは十分で無く明日はボード用の中にフリースの
  インナーの付いた二重タイプの手袋にしようと思う。

 漸く森のチェアを降りて、『じゃがいも』、『みそしる』と言う変な名前の
  コースを滑る。ヒラフの粉雪コース同様こちらも悪雪状態でパウダーには
  程遠い。左へ下るコースも有るがゴンドラ下(ゴンドラ動いていない)に沿って
  ゴンドラ乗り場へ。やはり強風で今日一日動きそうも無い。
 しかた無いのでまた森のチェアに乗り、降りてから左へ向かうとカントリーロード
  チェアなるペアリフトに乗る。NVは元コクド(プリンスホテルヒルトンに変更)
  なのでペアリフトも足置きの手すりが付いているので吹雪いてさえいなければ快適。
  唯、スキー場全体は物足りない感じがする。今日はゴンドラも動いていない為
  お客さんも少ないし田舎のスキー場の雰囲気。青森の鯵ヶ沢や雫石の閑散とした
  雰囲気に近い(鯵ヶ沢は体調不良で良く覚えていないが?)
 そこそこ滑ってまたバスでヒラフへ戻る事にする。
  今日は夜、倶知安に行き、有名ジンギスカンのお店で食事をする為
  4時半に迎えに来てもらう事にしていたからだ。

 バスでヒラフのウェルカムセンターまで戻り(途中ヒラフのゴンドラ前にも寄るので
  降りようかと思ったがゴンドラが動いていないと思われウェルカムセンターまで
  乗る)、道路を渡りファミリーコースを滑って降りてペンション風へTELして
  迎えに来てもらう。

 ペンション戻り、板とブーツを乾燥室にいれ、部屋へ戻り着替えてまた送って貰う
  事に。ヒラフから倶知安までは夜、『ぐっちゃんナイト号』と言うバスが
  100円のカードを買えば乗り放題(何時でも使える)との事。時刻表を見ると
  ヒラフ十字路(セイコーマートのコンビニの有る信号前)に17:03に来る
  との事で急いで送って貰う。バス停には既に10人以上が並んでおり
  ニセコのスキーは町まで出て食事したり、買い物したりして長期滞在が
  可能なリゾートだとつくづく感じる。