涸沢2日目

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写真は昨日晴れた時に一眼レフで撮った写真。
これを撮れただけで涸沢まで来た甲斐が有った

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前穂側はご覧の様に既に曇っていた。

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キャンプ場から撮った涸沢谷を撮った写真


昨夜(5/30)は夜9時に寝たが夜中12時頃に

  豪雨で目が覚める。新しいテントは四隅にシールコートを塗って

  防水性を高めているが、それでも浸水が気に成る程の雨の量だった。

 幸いミニランタンを点けて四隅チェックするも1箇所5cm位水の
 
  筋が確認出来たが後は全然問題無い。しっかりと防水されている。

 フライシートもしっかりと雨を弾いており、インナーとの間隔が有るので

  インナーテントはまるで濡れていない状態。(しっかりペグも固定されている)

 安心して寝ると今度は3時頃に雨は小降りながら強風で起こされる。

  テントが揺すられ、寝ていた方から風が来るので外から押される感覚で

 目が覚めてしまったのだ。最初は外から体を触られているような気味の悪い

 感覚から次第にテントが揺すられる程の強風。ペグもあちこち飛んでしまい

 フライシートとインターテントがくっついてフライシートがインナーにへばりつき

 雨が余計心配になる程。やはりペグはアンカーペグにすべきだったと後悔するが

 外に出て直す気に成らないほど風雨が強い。強風はテントの中の荷物と体で

 飛ばされる事は無いだろうと寝てしまう。その後も強風は吹いていたのだろうが

 5時半まで熟睡。外の風も止んでおり一瞬雨も上がっていたのでトイレと朝食用の

 水をポリカーボネイトの1Lボトルに補給に行く(昨夜の夕飯で1L使ってしまった)

 
  早速、汲んで来た水でストーブを出してコーヒー用のお湯を沸かす。

 昨夜も夕飯の後にモンカフェのドリップコーヒーを煎れたが最高の味。

 やはり山では本格的なドリップコーヒーに限り。前回はパウダーだったので

  インスタントの味でしか無く、今回はしっかりと3つモンカフェ持って来たので

 昨晩と朝一起きて直ぐと、朝食後に飲む予定。


  朝食は持って来た切り餅と卵スープと、牛大和煮の缶詰を温めてソーセージも

 残っており、それで十分。お昼用のおにぎりを作る為にその前に100gレトルトの

 ご飯を2個、15分温める事に。外はあれからまた雨が強くフライシートの前室は

 両方閉じているので、テント内の入口で調理。すると温めたお湯でフライシートと

 テントが内側に露がついてしまう。どうせ外も濡れているので気にしないで

 15分でご飯は出来上がり。

  スーパーで買ったおにぎりシート成る物に、味付けおにぎりのりを2枚をまず

 内側のシートに挟みその上に温めたご飯を乗せて三角に折りたたみシールを真ん中に

 貼って出来上がり。丁度コンビニの海苔おにぎりと同じ要領。食べる時は内側の

 シートをめくり、ご飯を海苔の方に移動して反対側の海苔を取り出して包むので

 パリッとしたおにぎりがこれで食べられる。2個作って終了。

 今回から昼のおにぎりを用意しようと購入して持って来たので昼飯が楽しみ。

 ただ初めてだったので中の具を入れ忘れた(練り梅をタレビンに入れて来ていたが

 忘れた為)のが失敗(-_-;)

  朝食終わって6時に成っても、一向に止む気配が無い。コーヒー煎れて

 6時半まで待つが止まないので、テント内の荷物をリュックに詰め込み

 エアマットのみそのままで、リュックにカバー被せ、屋根の有る売店前のテラスに移動。

 この時はウエアーはゴアテックスのレインウェアーを上下着込み、傘をさして移動。

  その後エアマット中に入れたままテントを持って傘指してテラスへ移動して

 そこでエアマット畳み、テントを解体して着替えを入れて来た防水のダッフルバック

 濡れたまま放り込む。帰ってからしっかり乾かす事にする。


  丁度テントの撤収をしていたらテラスでカップルがその様子を見ていて自分たちも

 そうしようと相談していた。また、昨夜の雨でカップルのテントは浸水して低い方に

 雨が溜まってそこに置いて置いた荷物が濡れたとの事。それ程昨夜の雨は酷かった。

 テントとエアマットをリュックに押し込んで出発準備出来たので、トイレで大をして

 (涸沢ヒュッテは綺麗なトイレながら、毎回100円入れるので今回3回で300円)

 コーヒー400円を頼むと、中で煎れてもらえは直ぐに飲めるとの事でヒュッテ内に

 テントの使用パネルを返しながら、入って見ると10人位が天気予報を見ている。

 
  やはり今日は一日雨の予報。明日月曜日は快晴らしい。此処3週は土日毎に雨で

 ついていないとの人もいる(毎週山登りしているのかも?)

  400円で煎れてもらったコーヒーは美味しかった。昨日着いた時は人気のおでんも

 食べたし(大根、さつまあげ、卵だけ)思い残す事が無いので、カップルと今穂高から降りてきた
 
 人(昨日夕方3時頃登った人で昨夜は山小屋に泊まった?)と売店の人に挨拶して出発!

 
  帰りの雪原はゆっくりと歩く。滑るのでしっかりストック突いて(スキーが有れば

 あっという間に行けるが重い荷物背負って滑って転んだら怪我しそうなので)歩く。

  途中で先程テラスに居た、穂高から降りて来た人に抜かれる。あちらは大きなピッケル

 (下に大きな金属のリングを付けた)を操りどんどん先に行く。多分ベテラン?

  山から下りて来たときは12本アイゼン付けていたが、雪原は付けていない。

 この位の斜度なら付けない方が歩き易いからと思われる。

  それ以降は10人位の団体が前で全員アイゼン外しているのに遭遇。

 脇を通り先を行く。それ以降は誰も居ない状態で本谷橋に到着。

  行きは2時間掛かったが帰りは丁度1時間で到着。

 雨も小降りなのでタバコ1本吸って出発。先程の集団が追い抜いて橋を渡る。

  大勢で渡ったので橋が揺れて見ていても怖い。自分はゆっくり渡ると

 渡り終わった所で集団が待っていて先に行かして貰えた。


 本谷橋からは黙々と滑る下りを進む。先程休憩時にストックのリングを通常のに

 交換していたので歩きやすい。横尾までは行きと同様1時間弱で到着。

 ここでも休憩。先程からリュックの重みで昨夜痛みが取れた肩の痛みが又再発。

 どうやら脇のベルトをしっかり締めていないのでリュックが徐々に落ちてきて

 肩と骨盤に当たって其処が痛むのだ。横尾でしっかり閉め直して出発。

 残り徳沢、明神、上高地まで各1時間で12時には到着出来そう。

  それ以降もやはり一度痛くなった肩は30分もすると痛むが先が見えているので

 何とか休憩時にストレッチしながら痛みに耐える。足の裏も新しいインソールが

  まだ慣れていないのか今頃になって痛くなる。これでは夏山の登りの長い槍ヶ岳

 つらいと思える。やはり早く慣れるしかない?来月は蝶ヶ岳常念岳に登ろうと思う。


 帰ってから直ぐに洗濯と道具を乾かす。隣の部屋はキャンプ道具で一杯!
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