北穂高登れませんでした

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 8/1(土)・2(日)

  今月最初の土日連休だったので、急遽北穂高岳に登る予定で

  金曜夜に出発。夜8時半に出発したので、松本インターを出たのが

  0:40分。予定では0:00に降りて、0:40分には沢渡駐車場に

  着いて寝袋で寝ていた筈なのに、着いたのは1時を回ってしまった

  (インター降りて直ぐにセブンイレブンでおにぎり4個購入=明日の朝食とお昼)


 8/1(土) 今日は涸沢まで行けば良いので、何時もは5:30分の始発バスに

  乗るのだが、1時間遅い6:30分のバスに乗る。

  上高地バスターミナルには7時過ぎに到着。登山届けを書いて、ストレッチと

  トイレ、タバコ休憩をして7:20分に出発。

  明神、徳沢、横尾と何時ものコースをのんびりと進む。朝から天気は曇り。

  今日は雨の予報。明日も雨の予報に変わっていたが、もしかしたら晴れるかもと

  密かな期待をして出発。

  横尾には10時過ぎに到着。途中明神で朝食を食べたりしていたので結構時間が

  掛かってしまった。トイレ休憩とお菓子、タバコを休憩をして、レインスーツとスパッツを

  付け、ダブルストックも登り用の105cmの長さに調整して出発準備完了。10時半に出発。

 出発しようとすると突然雲が薄くなり、日がさしてきた。他の人はTシャツ姿になったりして

  レインスーツ着ていたのは自分だけ。それでも上に行くと今日の予報なら間違い無く

  雨が降り出すと信じ、そのまま本谷橋まですすむ。50分の予定が前に集団がいたり

  降りてくる人がいたりして1時間近くかかる。途中天気も薄曇で雨の気配が無いので

  少し中が蒸れて暑い。本谷橋で休憩後レインスーツを仕舞おうかと思っていたが

  以前にも此処を出発して直ぐ雨が降り出し他の人が合羽出しているのを悠然と抜いて

  行った事が有り、そのまま出発する事にする。周りの人も雨を予想はしていたが

  此処からの急登に備え逆に薄手で出発する様だ。丁度リュックを背負ったら霧雨が

  振り出す。やはり雨だ。11時40分に本谷橋を出発。残り2時間。

 出発して最初の急登で雨は既に本格的に振り出し、予想通り皆合羽を着だしていたが、

  こちらは既に本谷橋まで来る間にかいた汗も引いて、ゴアテックスの透湿効果も出て

  いたって快適に登る。途中20人位を着替えている間に追い越す。


 何時もなら、途中で呼吸が乱れるのだが今日はまるで呼吸も楽。心拍数も多分130位で

  安定していると思われる位快調。前々回の蝶ヶ岳に登った時は直ぐに疲れて

  休憩していたて、自転車の登りよりも登山の方がきついと感じていたが

  今日の登りはまるで楽!自転車での登り坂の方が途中で止まる訳に行かず、

  心拍数も150を超えるので余程こちらの方がつらいと改めて感じる。


 それ位今日は順調。雨が降っているがゴアテックスのノースフェイスの帽子が有るので

  フードは被らずに行けるのと、帽子の庇で上着の上部を少し開けて行けるので

  内部の蒸れも殆ど無くなったのも快適な登りの要因か?

 途中、本谷橋から1時間でドリンク休憩をするが直ぐに出発。残り半分。

  その後も快調に登り、雪渓が見えてきた所で最後の登りに備えて昼食。

  もっとも、雨が降っていたので立ってレインスーツのフードをして庇の下で

  おにぎりを食べる。こうしていると濡れないで食べられ、ドリンクとタバコも吸って

  出発。丁度12時半。ここからは残雪を進むので慎重に進む。軽アイゼンは持って来たが

  5月に登った時も軽アイゼン付けずに登れたのでそのまま進む。前を進む人の足跡が

  柔らかくなっていて5月よりも滑るがダブルストックのカバーを外してしっかり
 
  点いて進むので安心して歩ける。漸く涸沢ヒュッテと、涸沢小屋の分岐に来ると

  其処からは階段が切ってある。5月に来た時はヒュッテは雪渓の先に常に見えていたが

  今日は見えない。雪が溶けてヒュッテ下の小山が出てそれが遮っているからだ。

 階段を登るが中々見えて来ない。小山を回りこむと直ぐ其処にヒュッテの入口が漸く

  見えて到着。1時20分着。本谷橋から1時間40分で着いた計算。残雪帯を歩った

  割には早く着いた。これなら夏道なら1時間半を楽に切れそう。


 ヒュッテ到着後、ヒュッテ内の受付に行くと今の時期はテントの受付はテント場で

  2時半より受け付けるとの。テントは其の前に建てても良いとの事で良い場所を探す。

  雨が本降りなので、傘を出してテント場をうろつく。涸沢小屋下の方に大半の人が

  自前のテント張っているが(既にこの雨の中30張位テントが張られていた)

  トイレ、水の補給と明日の撤退で雨が降っていた時にヒュッテに近い方が良いので

  貸しテントの近くを物色。ソロテントの張れるスペースを貸しテントの直ぐ脇に見つけ

  そこにテントを張る事にする。それでも下は石を引き詰めた状態で相当寝心地が

  悪そう。良く見ると貸しテントは2枚のベニヤ板の上に建てている事に気が付く。

  受付で借りられそうだが、エアマットが有るので、テントの下にはアンダーシートを敷くが

  雨で直ぐに濡れてしまう。急いで上にテントを建てて、フライシートを貼って、ペグは

  使えないので周りの石に張り縄を縛り付けて完了。雨の中10分程で完了。


 急いでリュックを放り込み、傘は入口近くに置いて(風も無いので広げたまま)、ダブルストックも

  テント脇の外に出しっぱなしで急いで中に入り入口のフライシートを広げ前室を作り、靴を
  
  収納して、中の準備。リュックのカバーとレインスーツが濡れていてテント内もかなり

  濡れてしまったのでタオルで拭いて、エアマットを膨らませて炊事道具他も出して何時もの

  置き場(エアマットの反対に置くからリュックと着替え、炊事道具、食材、調理用の布を

  置いて入口でガスバーナーを使用出来る様に配置)に整理。寝袋もエアマットの上に広げる。

 インナーが雨と汗で濡れており急いで着替え。レインスーツはテントの中の紐に吊るして

  干す事に。着替えしたら寝袋に潜り込んで直ぐに仮眠。


 起きたら既に3時近い。既に受付が始まっており、マイクで受付していない人は受付する様に

  呼びかけており、雨の中出るの面倒ながら傘をさして受付をする。テント受付小屋の直ぐ

  前なので濡れずに済んだ(雨が付いた時以上に強くなっていた)。500円を払いパネルを

  貰い、テントの外側に見える様に付ける様言われる。受付のついでにヒュッテに行き

  プラティパスの水ボトルに水を入れ、トイレにも寄り、後は一切外に出ないで過ごす

  事にする。夕方までラジヲ聞こうとするが今日はFMのNHKも入らないので

  MP3で音楽聴いて過ごす。本も持って来たが、天気悪く暗いので止めにする。

  今日はガスランタンも持って来たので夜寝る前に点けて本を読もうと思う。


 5時に夕飯の準備。今日はサッポロ一番、塩ラーメン。メンマは忘れたが何時もの

  餅入り、具沢山(味噌汁の具入れて)と、レトルトカレーの代わりにレトルトの牛丼と

  100gのレトルトご飯を先に温めて、そのお湯でラーメンを作る。

 今日は雨で気温も低く、着替えてからは上着はフリースジャケットを着ていたが

  真夏の8月でもこれだけ寒く感じられるのだからやはり秋以降は其の上に

  ダウンジャケットを着る事になりそう。雪の降る10月後半は絶対に登る気がしない。

 暖かい夕飯は何よりの楽しみ。牛丼もカレーと違ってこれも美味しい。

  何より塩ラーメンのさっぱりとした味と餅が美味しく、体も温まりこれに限る!


 夕食後、レトルトご飯2個(200g)を15分温めて明日の朝食のおにぎりを作る。

  具はレトルトシーチキンとSBの梅肉。前回失敗した味付け海苔の替わりに

  焼き海苔(半帖)がピッタリと入る。(おにぎりフィルムが2重になっていて

  ご飯の下に海苔を入れるポケットが有る)

 こうして明日の朝食準備も完了。明日は4時に起きてインバースのカメラバックだけ持って

  (おにぎりを入れてサイドにドリンクを入れて)北穂高へ登る予定。雨が降っていない事を
 
  祈るばかり!


 夕飯後は予定通り、ガスランタンを点けて本を読む事にする。今日はブックオフで買った

  斉藤栄著『日本リゾート殺人旅行』。本当は梓林太郎のまだ読んでいないのを買う予定

  だったが既に読んだものばかりでしょうがなく105円コーナーでこの本を買う。

  短編集なので返って読みやすい。

 8時に寝る予定でランタン消したが、昼寝したので眠れず、再度ガスボンベをバーナーに

  付け替えて(ランタンは電池のミニランタン点けて)、モンカフェコーヒーを飲む事に。

 山の夜長にはこれが一番。しっかり温まったところで、電気消して寝ると直ぐに熟睡。