涸沢フェスティバル最終日(^^♪

 8/27(月) 北穂から降りて来て一眠りし
たら既に2時半に成っており、3時からの岳の
石塚真一先生と涸沢ヒュッテの山口さんと穂高
岳山荘の宮田さんのスペシャトークを聞く為
に早めにヒュッテのテラスへ移動。此れを聞く
為に毎回涸沢ヒュッテに通っている様な物。と
にかく楽しみなイベントである。特にレスキュ
ーの話は毎回聞いても飽きない。今回もそれを
期待して日差しが強いので屋根の有る日陰のベ
ンチを陣取り待つ事にする。
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 3時少し過ぎて始まった所。涸沢をバックに
した3人はとにかくこの場に合っている。特に
宮田さんの鉢巻姿は気張らない性格が良く出て
いて好感が持てる。其々の挨拶で始まり石塚さ
んの質問形式と山口さんの応対は何時聞いても
飽きない。特に司会役の山口さんは『山荘の小
屋番』は何を遣って居るのか?から始まるレス
キューの話は非常に実体験に基づく話で納得が
出来て感動もの。19歳に初めて遭難救助に行
った宮田さんが先輩のロク(遭難死体)を前に握
飯を頬張る姿に驚いた話は他人事なら笑えるが
現場の人に取っては岳でスパゲティを沢山食べ
る三歩の話と一致するし、山口さんの最初もビ
スケット1枚しか食べられずそれ以降は小屋の
メンバーにフル装備で行く様の言ったとの談話
を聞いても此れが現実だと思える。どんなに体
力有っても腹が減っては戦は出来ない!
 それと山口さんの忘れられない救助の話で小
屋閉め直前のスキー合宿で50人が新雪雪崩に
飲み込まれてアベックの女性が6時間後に奇跡
的に助けられた話はスキー遣る自分にも新雪
怖さが身近に感じられる。宮田さんが追加で話
した最後の30分の捜索を言い出したのが山口
さんの息子さんだったとの事を聞いて益々感動
する。新雪は確かに腰まで潜ると進むのが困難
で2次遭難の危険を顧みずに助けた事やその後
そのアベックが結婚して子供を連れて毎年涸沢
に来ていた事を聞くと山の仕事の大変さと素晴
らしさを感じる。
 宮田さんの遭難する人の特徴はザイテングラ
ートの九十九折を曲がりそこなって転落した時
の話で本人は殆ど記憶が無いとの事で特に山で
は難所と言われる所よりもその後のホットした
瞬間に起きる事は前にも他の人から聞いたこと
が有り納得。3点支持が基本の岩場では難所を
通過して足だけで立った瞬間に躓いたりする事
が良く有り非常に納得出来て自分も気を付けな
ければ成らないと改めて思えた。
 最後に落石で死んだ事故が今年も起きており
スキーでは当たり前に成っているヘルメットを
付ける必要が有るのと保険には是非入って山に
登るべきとの提案は納得できる。保険は自分で
も傷害保険の特約で遭難時保険を付けているが
ヘルメットは考えてもみなかったやはり今後は
必要な気がしてきた。アウトドアショップでも
今後特集して提案をして欲しいもの!
今年も3人の話を聞けて良かった。1時間があ
っという間に過ぎて時間がオーバーしたが聞き
足りない位。来年も是非涸沢フェスティバルを
開催して3人のトークを聞きたい。

 今夜こそ映画を見たくて5時から配布の整理
券を貰う為に30分も早く並んで今回は整理券
をゲット!7時から涸沢小屋で開催されるので
早めに食事して待つ事にする。今日はサンマの
蒲焼と残った1個の卵を目玉焼きにしてドライ
カレーと卵スープで食べる事にする。食後は鍋
で冷やして置いた梨を平らげドリップコーヒー
を飲んで終了。少し早かったので横に成って居
たら何時の間にか寝込んでしまい起きたら6時
50分に成っているので急いで小屋へ向かう。
 今日の映画はカナダの親子3人がカヌーで
5000kmをドキュメンタリーの小説を辿る旅
をするもので急流の中やハエや蚊の大群に襲
われたりしながら作家に会いに行くまでを見
たがカヌーもやる自分にも良く判る気がする
。何処までも川を辿る旅は永遠の憧れかも知れ
ない。前回はオオカミの話だったが海外の話
しながら毎回楽しみな映画であり此方も次回
参加したい。その後は恒例のキャンドルナイト
!まずはカウントダウンで電気を消して蝋燭の
光だけで夜空を眺め最後に蝋燭の火も消して月
の明かりだけで星を眺めるのだが今回は生憎と
雲が出て星が少なかったが十分満足た時間を過
ごせた。昨夜はキャンドルナイト始まる前に疲
れて寝てしまったので今回はヒュッテのテラス
でサックスを聞きながら参加した。

 翌日はゆっくり起きて(朝ヨガにも出たかっ
たが6時前に起きられず6時半に起きて食事し
て7時からの閉会式とじゃんけん大会に備える
事にした。毎回商品をゲットしており3回目も
何か貰えるか?楽しみにしながら参加。まずは
恒例の集合写真を撮って閉会の挨拶に続きいよ
いよじゃんけん大会の開始。今回はメーカーの
協賛が無く山小屋の自腹で商品が用意されヒュ
ッテ、涸沢小屋提供のバンダナやTシャツ他の
豪華景品に続いて其々の宿泊券が出品されたが
最初から負けてしまいかすりもしない。穂高岳
山荘からはDVDなどの景品が次々と出るが全
て負けて諦めかけた頃、主催の山と渓谷社出品
の本アルペンガイド 北アルプス槍・穂高連峰
は持って居るし必要無い?と思いながら3冊出
品にも外れて、続いて出品のワンゲルガイドブ
ックス01北アルプス南部3冊が出品されて此れ
は欲しいと思い気合で司会者が次に何を出すか
を予測した所とうとうゲットする事が出来た。
 それまでは最初で負けて座る所が今回は3回
目も見事に勝って手に入れる事が出来たのは毎
回参加して不思議と商品を手に入れられる予感
の様な物が其の時も感じられた。
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 買えば2,100円だがそれ以上に涸沢フェステ
ィバルのじゃんけん大会でゲット出来た商品な
ので帰って大切に読もうと思う。それにしても
最初の参加の09年は全身ゴアテックス賞10万
円相当や10年はバンフマウンテンフィルムの
Tシャツ2000円相当に続き今年も賞品を手に
入れる事が出来たので益々来年も涸沢フェス
ティバルを開催して貰いじゃんけん大会に参
加したいと思えて来る。

楽しかった3日間があっと言う間に過ぎて後は
テントをかだして荷物をしまい下るだけ。重か
った行きとは違い食材やおやつ他で少なくなっ
たリュックは軽く感じる。3kgは違う気がす
る。唯、昨日に両足の親指の皮が剥けて痛いの
と腿がパンパン(昨日の筋肉痛?)で下るに従い
痛くなるが気にせずに本谷橋まで1時間で下り
横尾からは足の痛みを堪えながら徳沢、明神と
休憩10分取りながら3時間掛けて上高地
降りた時には河童橋の人混みに圧倒される。
 平日だと思えない位橋全体に観光客が連なり
写真を撮っている。渋谷や新宿の雑踏の様な雰
囲気で有り山を見に来る観光客が此れほど居る
事に驚く。子供が小さい頃に家族で来て明神池
まで歩いたのを思い出す。山登りにはまるとは
当時は全然予感も無かったが今はリュック背負
上高地に居る自分が誇らしく思える。やはり
涸沢まで来ないと本当の北アルプスの素晴らし
い風景は見る事が出来ないと思うと上高地の観
光客が可哀想に思える。1歩踏み出せばあの素
晴らしい景色が見られるのにと思いながらバス
乗り場へ向かう。帰りは幸いリュックはピッタ
リ背中に張り付いて何処も居たくないし漸くリ
ュックが体に馴染んだ気がする。バス乗り場に
はは既に30人以上並んでおり1時35分初に
乗れるか心配。漸く乗れるが満員で出るのでリ
ュックは膝に抱えた状態。行きは下の荷物置き
場に入れて貰えたが観光客が8割の帰りは登
山者は我慢するしか無い様?疲れてうとうとし
た頃沢渡の第二駐車場に到着。車に戻る時は足
が筋肉痛で歩くのも億劫。帰りは夜7時に高速
乗れば良いので南松本の日帰り温泉に行くつも
りだったが場所と名前を忘れてうろうろ市内を
走るも見つからずにガストで遅い食事(4時)。
 何時も山から帰って来た時は肉が食べたくな
りガストのチーズインハンバーグを食べるのが
恒例に成ってしまった。
 食事している時にスマホで検索したら林檎の
湯、おぶーと言う名のホームページを見つけて
此れだと思い電話番号検索でカーナビ入れて向
かうと地点登録して有ったのを忘れていた。
 ついて680円払いまずは露天風呂へ。高濃
度酸素の温泉に入る。効能は怪我や筋肉痛にも
良いとの事でピッタリ。腿の外側と膝の内側が
特に痛いのでゆっくりマッサージ。足の親指の
つぶれた豆が浸みて痛いがのんびり入るととに
かく疲れが取れる。内湯にも炭酸風呂が有り此
方も筋肉痛にも良さそう。食塩を付けて入るサ
ウナや普通のサウナ、ジェットバスや電気風呂
と腿の痛みを取る事が出来た。風呂出てから涸
沢でキャンプして居る時に隣の夫婦が帰ったら
真っ先にかき氷を食べたいと言っているのを思
い出し200円でかき氷を食べて満足。既に6
時半を過ぎており松本インターに7時に丁度乗
れるので仮眠もしないで帰路に付く。
帰りは80kmのスピードでのんびり5時間掛
けて帰ると燃費も16.4kmと暫く振りの高燃費
を記録。やはり重いエスハイはゆっくり定速で
走ると高燃費が出る事を実感。土浦インターを
0時3分に出て3,650円と半額に成った事
を確認して家に着いて直ぐに汗臭い着た物を洗
濯して1時半に寝る事が出来た。

 3日間疲れたが予定の奥穂高岳北穂高岳
頂上にも立てたし賞品もゲット出来たし楽しい
3日間が過ごせた。来年も是非開催して貰い参
加したいと思う!