2日目登山内容(奥穂高岳山頂登頂)

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 2日目、涸沢小屋4:50起床。
  外を見ると満天の星。昨夜は曇り、雨でその後
  ガスって穂高連山がまるで見えなかったのが嘘のよう。

 早速昨夜寝る前にリュックの荷物は整理して
  出かけられる状態(お弁当も2食=朝と昼分を夕飯に
  貰って詰めておいた)だったので、寝床をたたんで
  出発。同室の女性も起きて外を見ていたので、
  本日のコースを教えて貰って(地元高山の人で
  北アルプスは庭の様との事=羨ましい!!)
  登山靴の紐を登りの為、上まで締めずにそれでも
  しっかり締めて、新しく買ったヘッドランプを点灯し
  いざ出発。(予定通り、5時にスタート出来た)
 外へ出ると気温は10℃位か?ウインドブレーカーを
  着ていたが寒い位。辺りは真っ暗でライトの
  照らす地面しか明るくない。もう少し遅くても
  良かったか?

 小屋から出たのは良いが奥穂高の登山道入り口が最初
  解らず小屋の回りを探して右上へ向う道を見つけて
  やっと出発(昨日の内に確認をしておけば良かった)

 登りはきついが昨夜はぐっすり眠れたので
  快適に高度を上げる。最初、やや頭痛が有ったが
  心拍数は自転車で鍛えているので殆どきつく感じない。

 途中で下の方から喚声が聞こえたので振り返ると
  日の出だ。まだ5時半過ぎ。早速写真を出して撮影。
  (辺りはまだ、暗いので上手く取れたか心配)
 頂上までは結構狭い岩だらけの道を進む。
  途中でコースが解らなくなった所も有ったが
  ペンキの丸を頼りに進む。穂高岳山荘まで20分の
  看板を見て安心して登ると山荘が見えてきた。

 山荘到着6時40分。丁度1時間40分で着いたので朝食を
  山荘のテラスでゆっくり取る。涸沢小屋のお弁当は
  朝はシラスご飯と、鮭とウインナーが入ったしっかり
  量の有るお弁当でおにぎりより食べ応えがある。
 食事休憩後、タバコ休憩。昨夜吸いすぎて今日は2本しかない
  最後1本は岳沢ヒュッテで昼飯で吸うのに取って置く。
 トイレは山荘裏手で100円払ってする。ここは水洗なのにビックリ。
  (涸沢小屋はポッチャントイレだった)
 食事で飲んでしまった分を有料の水で補充。1L150円を
  入れる様になっていたが、500mlしか入れていないので
  100円だけにして貰う。

 出発しようと思ったら、手袋が無い。これから先の登りが続くので
  無くしたら大変。トイレやテラス探したが見つからなかったが
  水入れの所に有った。水入れるとき外したのを忘れていた。

 少しのんびりしすぎたので急登りをペースを上げて登る。
  それでも天気が良い内にカメラで写真をしっかり撮ることに
  した。(下の方から雲が湧いて来ていたのでもしかしたら
  山頂着いたら雲で見えないかもと思い)

 山頂には8時に到着。手袋探したり、写真を撮ったりしたので
  40分近く掛かった計算。案の定、頂上はまるで回りの景色が
  見えない。暫く様子を見ていたら頂上の祠は見えたので急いで
  写真を撮る。何枚か写真を撮って出発しようとしていたら
  僅かながら霧が晴れてきたのでもう一度カメラを出して撮影。
 西穂岳方面も一瞬日の当った所が取れた。本当なら三脚を
  持って来ればリモコンで取れたが、新しく買った一脚しか
  無いので自分を入れては撮れなかったのが残念。

 それでも、昨夜同室の男性(女性からは先生と呼ばれていた)と
  話している時に、山は写真で幾らでも見られるが自分の目で
  見るのが一番良い、プロの写真よりも自分の記憶が勝つよね!
  との言葉が頭に浮かぶ。やはり山頂に立つ喜びは自分の
  足で登らないと解らないと思う。何か登山好きになれそうな予感!

 8時半までしっかりと頂上で時間をとったので、先を急ぐが
  吊尾根は当初奥穂高から前穂高に抜けるなだらかな道だと
  思っていた(涸沢からはそう見えた)がくねくねと尾根を
  回りこんで行く道でかなり急な所も有ったりしてコースが
  解らなくなる所も有った。さらに前にいた男性を追い越そうと
  していたら、声を掛けてきたのがイヤホンして音楽聞きながら
  だったので聞こえなかったのが気に入らず、挨拶が無いとか
  急に止まれだの、先に行けだの煩い。さらに先に行くと
  其処はコース外。向う方向が解らないので道を譲っただけ。
  頭に来るので追い抜いたら自分のペースでコースを見つけながら
  先を急ぐと5分もしないうちに後ろには見えなくなってしまった。
  きっとコース解らず引き返したのかも?登山するのにディパック
  背負って、水筒も持たずに着ていたので諦めて来たコースを
  戻ったのかも?色んな人が登山をするのは良いが自然相手なので
  装備はちゃんとしないとと改めて思った。

 そんなこんなで、紀美子平には1時間以上かかってしまった。
  中年夫婦が休憩していたが、最初紀美子平とは解らず
  もっと先かと思って聞いたら女性の方は名前を知らなかったが
  男性が指標が書いてあるとの事でカメラで撮影。周りの景色も
  下の方は晴れているので撮れたが、前穂高頂上は雲の中。
 このまま登っても頂上からの景色は望めないと思い往復
  1時間のロスはきついので、前穂高登頂は諦め岳沢へ下る事にする。

 其処から先は梯子有り、鎖場有りと変化に富んでいた。ガイドを
  見るときつそうだったが、反って変化が有って楽しめる。
  唯、雨が降ったら滑って怖いかもと思いながら進む。
 どんどん標高が落ちてきて振り替えると急峻な今通ってきた山道が
  見えて感動。逆にこの道を上がる人は辛いだろうと思う。

 途中で休憩を取ったが、下りながら結構水を飲んでおり
  このペースで残り4時間近く上高地まで歩くのには
  1.25L(自転車用のボトル2本)は心細い。岳沢で補給できれば
  と思いながら下る。右下に漸く人口の建物が見えたので
  あそこが岳沢だと思い先を急ぐ。テント場が最初に現れ
  川を渡ると岳沢ヒュッテ跡。テラスが有るが建物は何も無い。
  先程見えていたのは仮設トイレ(10月まで3機有り=しかも水洗)
  だったのだ。
  既に11時を回っていたのでテラスでちょっと早いが昼休憩。
  今度のお弁当は混ぜご飯。揚げ物と、御新香、煮物も入って
  非常においしいお弁当。1泊3食で涸沢小屋9900円だったが
  非常に安いと思う。テントや炊事道具担いで来るよりやはりずっと
  楽で便利、その上安いのなら使うべきだと思う。これで雨でも
  降ったら更にその有難味を感じると思う。
  自分は当分テント泊は出来そうも無い?(軟弱な登山初心者なので)

 食事休憩後、仮設トイレを借りて出発しようとしたが
  コースが解らなくなってしまった。道が右上に有ったので
  そちらに向うとヘリポートが有るが其処から先にコースが解らず
  川原中を30m程進む(川原でキャンプファヤーの痕が有ったので
  てっきりコースはその下に有ると思ってしまった為)
 ところがそこまで降りてみるが何処にもコースが見つからない。
  諦めてヒュッテ跡まで戻る事にする。するとヒュッテ跡の右の
  階段脇に上高地右下の文字と矢印が!トイレ寄ったので気が付かず
  また、昼食で水を半分以上飲んでしまい探したが無く、
  トイレ脇に水が出ていたがこの水は飲めませんとでていたので
  少ない水で出発。30分以上ロスしてしまった。(12時近く)

 岳沢から残り2時間(コースタイム)。残りの水も少ないが
  だらだらした下りは反って疲れる。(尾瀬の燧ケ岳から尾瀬沼
  降りるルートもこんな感じで長く感じた。)
 幸い音楽聴きながら下るので辛くは無いが足はだるくなってきた。
  途中広島、山口から来た中高年の男性3人組と一緒に休憩。
  最後の水を飲みきって後1時間以上有るのに水無しは辛いか?
 
 休憩していたら突然雨が降り出す。幸い昨夜出るときに傘を
  サイドポケットに入れておいたので直に傘を広げる。
  3人組みは合羽出してきている間に先に出発。酷くはならなかったので
  そのまま傘をさしてそのまま下る。上高地の赤い屋根が何度も見えるが
  なかなか着かない。
 漸く林道にでた。後15分位で上高地だ。長い下り坂は足にも精神的にも
  辛い。急坂下る方が楽しく感じるのは自分だけか?
  1時半に河童橋に到着。今朝から8時間半歩いた計算。
  休憩、写真撮影、食事(朝、昼)を除くと正味7時間位か?
  とにかくヘトヘトになりながら到着。

 河童橋は観光客で大賑わい。今日は日曜なのを忘れていた。
  観光客を掻き分け売店で500mlのドリンク(150円とコンビニ並み)を買う
  一気に飲み干すが物足りずトマトジュース(これも120円と安い)も買って飲む。
 漸く落ち着いたのでバス乗り場へ向う。2時に出るバスが有るとの事で
  列に並ぶ。後は沢渡まで戻り、松本で健康ランド寄ってお風呂に入り
  ファミレスで夕食を食べ、予約しておいたインター傍のルートインホテルで
  一泊して明日朝帰る事にする(疲れて夜間運転は危険と思いもう一泊して帰る
  為に予約を入れておいた為)

 ホテルについてTV見ていたらいつの間にか寝てしまっていた。
  多分9時過ぎに寝たのだと思う。朝起きたら両モモが筋肉痛。
 下り坂でストック使ったが足への負担がモモに出てしまったのだと思う。
  何時もなら足首や膝から下が痛いのだが今日は逆。
  ゆっくり帰れるから良いが今日仕事だったらきっと辛いと思う。
 昼過ぎに到着。ガソリンを市内で入れて洗車機で車洗って(セルフなので
  自分で拭く上げるが筋肉痛で辛い)自宅には1時半に到着
 午後一で歯医者予約してあるのでピッタリの時間だ。

 2日間で初めて北アルプスに登ったが、初めての本格登山だったが
  思っていたよりも登ってみると辛さよりも頂上へ登った満足感だけが
  残った。山登りする人の気持ちが少し解った気がする。
 近いうち、と言っても後1月もしたら山は雪だろうから来年の夏にまた登りたい