09/10モデル試乗会、丸沼高原にて

 4/26(日)、丸沼高原スキー場の
  バイオレットコース下部で実施していた。

 ICI石井スポーツ中心の13社にて開催?(協賛、協力店舗名簿より)

 
 今回試乗は1本目フラット斜面で(湿雪、悪雪だが)でロング、ショートターン
  2本目はリフト右下のコブ斜面でそれぞれの板を試した。


 まずは、一番の目玉はアトミック!!

  ここ2,3年モデルチェンジ無かったが
  ニューモデルはまるで違う板に仕上がっている。

  《D2》と呼ばれるメカニズムでソフトな<アダプターデック>と
   ハードな<コントロールデック>と呼ばれるフレックスが異なる2つの
   デックでお互いのフレックス特性を融合させたメカニズムとの事。

  説明では良く解らなかったが履いてみたら明らかに違いが解る。
  以前05年式ST11と言うモデルを使っていた印象ではとにかくアトミックは
  硬い印象が強かったが、このモデルは非常に粘っこくて安定している事。
  唯柔らかいだけでなく、雪面を幅広の面圧で雪面を捕まえているので
  今日のような湿雪、悪雪でもしっかりとグリップして雪面に張り付いている様な
  錯覚を受けるほど安定している。

  まずはDEMOタイプのTYPE-S165cm。
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   こちらはどっしりとしているがエッジグリップが高いが柔らかく
   それでいて高速でも安定している。上からしっかり体重掛ければ
   硬いが、トップの捉えでは柔らかいのでコブでも非常に乗りやすい。
  バンクに張り付いてカービングしていくのと、スライドでは板の返りで
   殆ど力要らず滑れる。
  唯一点だけ不満はこのSタイプはトップが123mmと広い為、コブではトップが
   引っかかる感じがして扱いづらい点が気に成った。TYPE-Aなら
   もっと細いが長さが174cmしか無く160cm台で試乗したかったので
   試していないが、こちらの164cmなら最高かも?

  次に乗ったのがRACE GSの169cm。
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  やや長いがこちらの方がずっと柔らかく感じた。
  GSと言っているがコブではこちらの方が
   さらにバンクに張り付いてカービングしていく感じがする。
  (説明ではRACEタイプは特殊ラバーがハードタイプを使っているとの事)
  それでいてフラット斜面ではロングターンが気持ちよい。今までのアトミックの
  板とはまるで違う感覚が味わえる。とにかく粘っこいの一言。
  このモデルが今回の一押し板と言える。

  次に乗ったのが、今回の試乗会で一番軽い板、
   クナイスルのブルースターと言う板。
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この板は昨年の継続モデルとの事だが。
  殆ど今日持って来たダイナスターのレジェンドとコンセプトと乗り味が似ている。
   フラットバーンではそこそこ安定しており、多分新雪でも気持ち良く
   特にコブ斜面でもバンクを利用して滑っても、スライドターンでも
   板の返りで楽に滑れる。唯この板なら今の板で十分だと思うのでパス。

  次はサロモンの2台に乗る。
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  まずはDEMOの3V165cm。今回のモデルは黒一色。今までDEMOは青と
  決まっていたが、今回より黒に成ったのか?持ってみての印象は板が重いと言う事。
  滑りだすとそれ程重量感じないがショートターンが非常にしやすい。
  板の返りでターンが出来る。ロングターンでは安定していてどっしりした印象。
  唯、今までのモデルとそれ程変わった感じがしない。やはり重い板は自分の
  滑りには合わない?

 次のモデルは24シリーズと呼ばれるモデルで今までのデモXR、XTの後継か?
  こちらは3Vよりフレックス柔らかいがこれも今使っているXTと非常に
  良く似ている。フラット、コブ共に軽快で扱いやすく、カービング、スイングしても
  自在に扱える。但し特長が無い印象(今と同じなら必要無い?)

 サロモンに似ていたのが、フィッシャーのPUROGRESSOR 8と言うモデル
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  この板もサロモン以上に扱いやすく、自由自在に使える。オールラウンドに扱え
  サロモンXTが無ければこの板が一番自分に合っていると思われる。
  特にコブ斜面での扱い易さはXTより上か?XT時々跳ねてしまうが、
  この板は自分のイメージ通りスライドしてもバンクでもこなしてしまう。
 
 ヘッドの板はSLタイプの160cm 
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  昔ヘッドのDEMOタイプ板を使用していた事有るが、ロングターンで安定した印象
   が有るが、今回はSLなのでやはりショートターンの軽さと今日の湿雪、悪雪でも
   安定している。どちらかと言ったらどっしりした印象(重い感じでは無く)。
   但し他のブランドのスキー程個性が無い気がする。
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  エランのSLは165cmだが今一。ヘッド以上に印象が弱い。レースのシーンでは
  よく見るがゲレンデスキーではもてあましてしまう気がする。
  1本滑って終わり(コブ半分、ロングターン半分で終了

写真無いが、その後ブリザードの板160cmに乗ったが暫く振りのブリザード
  板はさらに特長に欠ける。そこそこ良いのだが物足りない?
  の人がこの板は最高と言っていたが自分には解らなかった?
  こちらも1本滑って終わり(コブ半分、ロングターン半分で終了
また、K2の柔らかい方のモデル(名前忘れたが)も1本目のフラット斜面では
  一番扱い易かったが、コブでバンク滑りして飛ばされてしまった。
  K2はモーグルのような直線で滑る(スライド)には良いが
  バンクでは上手く撓らないのが原因か?自分の滑りではまるで合わない。

 次はオガサカ。まずはSL、165cm。
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  さすがにオガサカの板は最近人気でこの板を履くと軽いのに安定していて
   どんな斜面でも可能なオールマイティーさが一番の特長と言える。
   コブでも扱い易いのはフィッシャーに似ている。

 最後に乗ったのはKS-EX、165cm
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  SLよりも板の返りが有り軽快で、それでいて扱い易い。SLモデルより
  フレックス、トーションが硬いはずだがそれ程感じないでまさに自由自在。
 アトミックのニューモデルが無かったら、一番欲しいモデルと言える。

 初めて参加したが、160cm台で取り回しが軽い板(SLかオールラウンド)を
  選んで試乗。2本滑って印象を書いて来たが、あくまでも主観で
  特に、自分の滑り(レースやら無い、ロングターンはスピードそこそこ
  ショートも飛ばさず確実に降りてくる、コブは深いコブをバンクで
  滑る)に合っているかどうかが中心で滑ってみた。
 どの板も印象的だったが、アトミックのニューモデルには感動!
  もし昨年サロモンXT買っていなかったら、是非欲しい板と言える。