蝶ヶ岳2日目

 6/28(日) 朝4時に目が覚めてしまった

  本当は5時に起きる予定が、隣の中年3人組が起きていて騒がしく

  つい起こされてしまった。テントを畳んだり荷物を整理したりしていて

  寝ていられず、4時半に出発していった。

  (昨夜の話し声では2時に起きるような事を言っていたので

   本当にそんな時間から起きていたのかも?)

  外に出て回り見回すと他は静か! 昨夜テント泊したのは10張で他は

   まだ起きていない。トイレに行き、再度寝ようとするが寝られず5時まで

  待って朝食の準備。(回りも起きて景色見たりしていたので)


  朝食は昨夜一度温めたレトルトご飯にフリーズドライの味噌汁。

   ソーセージも残っていたのでそれも食べて、モンカフェのコーヒーを淹れて終了。

  道具を整理しながら片付けると後はテントしまうだけ。6時前に出発出来そう。


  昨日、テント泊した女性も何時の間にかテントしまって出発をしていた。

   帰りの道は横尾を経由して行こうと思う。安曇野方面から霧が舞い上がり

  少し寒いくらいなので、ジャケットを着て出発。蝶ヶ岳ヒュッテの裏から常念方面へ

  向かおうとすると、ヒュッテ裏にテント泊の女性が出発準備している。

  声を掛けると、昨日の道を帰るか、横尾経由で行くか悩んでいるとの事。

  昨日の道は残雪が多かったので横尾経由の方が雪が少ないか考えていた模様。

   自分はもともと横尾経由しか考えていなかったので、『多分こちらの方が

  少ない気がする』と伝えるとやはり横尾から降りるようだ。お先にと行って
  
  先に出発。彼女は多分昨夜と今朝食事はヒュッテに依頼していたものと思われる。

   食事無しのテント泊なら、コンロや燃料、鍋、食材が無くなりかなり軽くなるので

  縦走ではそれも有りかと思った。久々の登山ではやはりリュックは重く感じる。


  ヒュッテの直ぐ傍に方位盤のある展望台が有るが生憎、今日は天気悪くて

   目の前の穂高や槍は霞んで見えない。安曇野から吹き上げる霧状の雲の動きも早く、

  天気崩れるのも心配なので先を急ぐ。アップダウンが有って漸く横尾への分岐に出る。

  常念方面も霞んで見えないので、蝶槍まで往復しようかとも思ったが、天気も悪いので

  迷わず横尾への道を進む。森林限界が終わる頃から

  やはり残雪が出てきた。林の中の残雪は殆ど道が解らなくなり、ペンキも見つからず

  斜めに下っていくとやはり道から外れているのか一向にペンキが解らず、一度戻って

  再度探すと黄色い丸印が見つかる。普段赤のペンキだとばかり思っていたらこの道は

  黄色のペンキだと気が付く。ペンキは木に付けられており最初の木にたどり着いたら

  次のペンキを探すと順番に見つかり、今度はコースロストしないで残雪帯を通過出来た。

  そこからはひたすら急な下り。登ってくる事を考えるとかなりの急坂。登りにこのコースを

  使わなくて正解か?ブラックダイヤモンドのカーボンストックは軽快で、順調に下る。


   分岐から横尾までコースタイム2時間なのでゆっくり行っても8時過ぎには横尾へ

  つくので慌てずゆっくり降りる事にする。かなりの急坂を下り、途中で槍ヶ岳

  見られ所も有ったが、その先の槍見台でも見られると思い写真も撮らずにひたすら下る。

 
   槍見台に漸く到着。登ってくる男女が丁度休憩して出発した所だ。忘れ物の帽子を見つけ

  声をかけるが前の人の忘れ物だと言うのでそのままにしておく。

   途中7時に1回休憩しただけで降りてきたので汗をかいていたが

  風が爽やかで、ゆっくり写真を撮って休憩。

イメージ 1

イメージ 2


  槍見台からは細い道ながら普通の下山道で目の前に横尾山荘の屋根が見えてきて

 槍からの道に出たらそこは横尾山荘の真横。横尾でしっかり休み(本当は横尾山荘で

 何か食べようと思ったが朝早く誰もいないので外でドリンク買おうかと思ったがポカリの

 缶が250円もするので、昨日買った水も1L近く残っていたので水の心配はいらないので

 そのまま出発。横尾から徳沢は下りで疲労した足でペースは上がらない。1時間近く掛かって

 横尾へ到着。ソフトクリームを食べたかったが此処も誰もいないので止めて外でタバコ休憩して

 明神へ向かう。明神で150円でアイスをかじり、上高地には11時に到着。

 11時半のバスに乗れたので丁度お昼に駐車場の車に戻れた。着替えて足湯で休憩したら

 眠くなったので1時間休憩。その後は昼は松本でガストでハンバーグを食べて温泉入って

 ゆっくり帰る事にする。今回蝶ヶ岳はどうしても登ってみたくて(穂高や槍、安曇野見たくて)

 軽い気持ちで出かけたが、久々の登山で距離は短かったがかなり疲れた。

 帰ってからまたじっくり体力をつけて今度は縦走に挑戦したい。